3月9日土曜日は、例によってお義父さんと朝からボウリング。日中ラウンドワンで6ゲーム程投げた後、相模原パークレーンズへ向かった。
途中、ココイチで昼食を取り、目的地へは15頃に到着。で、17時まで待機。この日は、僕等が目指しているローダウン投法で有名な、永野すばるプロに指導を受けることになっていた。2週間前に、予約を取っていてね。2人とも自己流での練習に限界を感じつつあって、テコ入れのためにいっそプロに学ぼうというのとになったのだ。僕もお義父さんも、この日が来るのをかなり楽しみにしていた。
ここから下は需要無いと思うけど。まぁ、僕のブログ自体がそもそも需要無いんだけどね…
そもそもローダウンとは何かというと、明確な定義は無いが僕なりの理解は以下のような感じ。簡単に言うと、スイングの中で手をボールの下へ一瞬入れる「カップリスト」という状態を作り、その状態から一気に手首の解放を行いボールをリリースをするという投法のこと。
で、これ、何が難しいかというと、僕的に3つの大きな壁があると思っていて…
②スイングで生まれる遠心力を殺さないようにその動作を行うこと
③カップリストの状態から手首を解放してリリースすること自体
まず、①のステップで大きな壁にぶち当たる。助走無しの状態でやっても、これがマジでなかなか上手く出来ないんだよね。要領を得るのにこれだけで3ヶ月は掛かったかな…。まぁ、今回のレッスンで、ここもまだ全然上手く出来てないと判明したんだけど。
次に②なんだけど、ここが一番の難関。カップリストを意識してしまうと、肘を曲げるタイミングが早くなりすぎたり、曲げ具合も大きくなりすぎたりでどうしても球のスピードが死んでしまうのだ。また、無理な投げ方をしてしまいがちなので、手首をいわしてしまう。②の壁にぶち当たっている時期は、常に腱鞘炎みたいな状態だった。なんせ、ボウリング球って、10ポンドのものでもキロ換算すると5キロ弱になるからね。
この壁は、例えば水のたっぷり入ったバケツを「よいしょ」と持ち上げてそのまま前に振る、というイメージがしっくり来たことで乗り越えることが出来た。スイング最下点で右肩を下げ、そのまま肩先行で手が遅れて出てくる感覚を意識することで徐々に掴んでいった。1ヶ月くらいかかったかな。
最後の③だけど、これは現在進行形で全く出来ていない。手首を解放しようという意識が強すぎると、スイングとのタイミングが合わなくてスピードが死ぬし、でも、その意識を弱めると、今度は解放が上手く出来ずフックを投げるような形になってしまう。僕の基本的な投げ方は後者で固まりつつあるんだけど、今回のレッスンでは、ここの感覚を意識するための練習方法をしっかりと教わってきた。
ボールを、肘を曲げカップリストを作った状態で持ち上げ、そのまま肘を伸ばしてただ下へ落とす。これだけで充分過ぎるほどの回転が掛かるのだ。分かってはいたけど、こういう基礎練習は全て疎かにしてきたからな。やってみると、意外と出来なくてビックリした。軽くスイングを入れてやってみると、もっと難しい。そりゃあ、助走入れて投げて上手く行くはずがないわけだ。
どうやら、僕は肘が伸びきる前に手首が解放の形になってしまっているみたい。肘を伸ばす→その反動で手首を解放させるという一連の流れを、しっかりと身体に覚えこませることが重要なようだ。これに気付けたのはかなりの収穫だ。永野プロ、教え方も凄く上手いし、流石トッププロ。
今回教わったポイントの備忘録。
・その時に膝は脚力曲げない なぜなら膝を曲げお尻を上げてしてしまうと上体が起きてしまうから
・リリースの方向は真下という意識を持つ
・左手は地面に平行に体の横に伸ばす さらにその時手のひらが上を向くよう後ろ側に絞る そうすることで上体がブレにくくなる
・肩先行のイメージはあながち間違いでは無いが 右脚をバッティングの要領で思い切り回す事で 脚→腰→肩と連動し自然と肩先行の形が生まれるというイメージを持つと良い
「一瞬カップ」と「最初からカップ」の違いも教わったが、違いを初めて知った。僕が一瞬カップだと思っていたのは後者だったみたい。僕は後者の方がやりやすいし向いているらしいので、こっちで行く予定。来週両方試してみて、もう一度どっちがいいか考えるけど。
最後に、写真を撮ってもった。サインももらったぜ〜
永野プロのサイン、かなり貴重だぜ。それにしても、現役のトッププロにマンツーマンで教われるなんてとんでもないことだよな。例えば、テニスで言うと錦織圭、野球で言うと筒香とかに教わるような感じなんだと思う。分かる人には分かるはず…。
あ〜教わったこと、早く練習しまくりたいな。次ボウリング出来るのは土曜日か…仕事なんかしてる場合じゃねー。